あらかわのエッセイ

三十代農民のつぶやき。

郷土に馳せる想い。

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郷土食というのは文化の象徴かと思う。今でこそ大抵の食材が簡単に入手できるが、昔はそうもいかなかった。その土地にあるものをその土地の方法で料理し、食べていただろう。

例えば醤油一つとってみても地域によって色や香りや味が全然違う。調味料が変われば味付けも変わるし、肉といえば関西では牛だが関東では豚だったりする。これは農耕用の動物が違う文化の表れらしい。

写真は岐阜県の郷土食で鶏ちゃん(けいちゃん)という、鶏肉と葉野菜を甘辛く炒めたものである。どんな文化だったのかを調べてからいただくと、奥ゆかしい気持ちになれるものだ。